「なぜ新規事業は成功しないのか」(大江建著)のメソッドを使って新規事業のコンサルティングをしています。

11月7日から11月11日の5日間にわたり、ミヤンマーのヤンゴン商工会議所でCOBLASプログラムを実施しました。

2011年12月12日

今回は、ミャンマーからの報告です。

11月7日から11月11日の5日間にわたり、ミヤンマーのヤンゴン商工会議所でCOBLASの第1段階を20人の若手の起業家と学生を対象に実施しました。

今回は、指導担当は、私とラオス大学のPhosy Chanhming教授の2人でした。

このCOBLASプログラムの“Learning from Helping”に協力してくれる会社は、キャシューナッツの加工会社、クッキー製造会社、日本からの注文をこなす縫製会社、インスタントヌードル製造会社の4社です。

20人の受講者は4チームに分かれて、各会社の成長戦略を策定しながら経営戦略論を学習しました。 

第1日目と2日目は、集中講義で、Business Model Generation, Attribute Map, 消費チェーン、エレベータースピーチなどを紹介しました。また、3日目にこれらの対象企業を訪問して、会社見学と経営陣との質疑応答を行いました。 
そして、4日目と5日目で、各チームが対象企業の成長戦略を策定して、発表してもらいました。

5日間完結の大変忙しいスケジュールでしたが、参加者はインターネットや色々なソフトをなどを駆使して成長戦略を作成していました。私のコンピュータはインターネットの接続速度が遅いのですが、受講者のIインターネットの接続は意外に早いのにびっくりしました。また受講者の英語力や理解力や吸収力は抜群でした。

今後の予定としては、1月7日に中間発表、2月7日に最終発表の予定です。
興味のある方、最終発表に参加してください。
 
私たちの滞在と同時期に、ヤンゴン商工会議所には、アメリカのBrooking Institute の経済学者が滞在されていて、私たちの講義に時々顔を出してくれました。きっとクリントン国務長官の訪問の準備をしていたのではないかと思います。経済制裁の解除が決まれば、爆発的成長が期待できるような気がします。
 
また、11月12日にはCIESFの主催のビジネスプランコンテストの最終発表会の審査員として参加しました。伝統的なミャンマー料理店が最優秀賞に選ばれました。アイデアはあまり面白くありませんでしたが、事業計画は良くできていましたし、Prezyなどの新しいソフトも短期間の間にマスターしていたのには感心しました。