「なぜ新規事業は成功しないのか」(大江建著)のメソッドを使って新規事業のコンサルティングをしています。

『起業家精神で新しい日本を考える会』キックオフパーティ開催レポート

2011年05月13日

 3月末に早稲田大学経営大学院を退官された大江教授を囲んで、東日本大震災の復興支援を検討する会「起業家精神で新しい日本を考える会」のキックオフパーティを、東京都千代田区有楽町で開催しました。 当日は、大江先生に縁のある、日本を代表する企業経営者や大学・団体関係者の方々が数多くご参集下さり、大江先生のお人柄を思わせる、和やかで終始笑いが溢れ、忌憚のない発言が行き交う会となりました。  本会の設立主旨は、「東北地方の復興のために、一過性の支援ではなく、経済的自立を促す継続的に利益を出せる付加価値のある事業構築を行うべく、これまでの研究成果とノウハウおよび人的ネットワークを結集し提供する」というものです。 大江先生のプレゼンテーションでは、「日本的なものを忘れた日本人へ」と副題を冠して、復興への4つのガイドラインとして

  • 1.自然への愛と敬意
  • 2.人間主義
  • 3.起業家精神
  • 4.「遊び」のある経営

が、提示されました。  また、3月以降に起業家精神を発揮して実行された例としては、目黒川桜祭り(人が自転車をこぐことにより発電し、桜のライトアップを実現)や、被災地の学童による「ファイト新聞」の発行、石巻日々新聞の壁新聞やローソンの早期開店が紹介されました。本会を起点に、行動しながら考え、考えながら行動する方式で、ベンチャー的に活動していきたいという所信が述べられました。  

→先生の当日のプレゼンテーション資料はこちら

   さらに、参加者の方々からの、具体的なアイデアが、金融的立場や教育的立場、また、インフラ的立場からという様々な立場にたって発表され、今後の本会の活動や現地での実践を期待させるものとなりました。  なお、事業検討の具体的アプローチは、8月までを準備期として、現地の視察や現地企業や現地の大学・教育機関へのヒアリングなどによりアイデア出しを行い、9月~12月に企業と組んだフィジビリティスタディを重ね、12月以降に本格的に事業参入という計画です。 大江先生のこれまでの活動のひとつである社内企業研究会をコアとした今会の智を結集することにより、東北地方の復興を支援していきたいと考えています。 本会の主旨にご賛同いただき、本会へ興味を持っていただいた方は、是非お問い合わせください。  

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